晩秋の風が冷たい九州北部の歓楽街に、ネオンがともり始める午後5時すぎ、母子3人の一日が始まる。「おはようございまーす」。街の外れにある認可外保育所のドアを開けたのは、長女(3)と手をつなぎ、胸に生後8カ月の長男を抱いた若い女性だった。ネイルアートの長い爪、赤い唇、リボンで飾ったハイヒール-。
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