琉球新報 2011年11月29日 ![]() 沖縄方言を学ぶための学校をつくろうと「しまくぅとばイマージョンスクール設立の緊急集会」が20日、那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館で約70人が参加して開かれた。ハワイへ留学した県内の関係者らでつくる「Okinawan Studies 107」(オキスタ107)が主催した。 琉球大学の石原昌英教授が講演し、ハワイのイマージョンスクールについて紹介。ハワイでは、幼稚園から大学院までハワイ語を学べるシステムがあることを紹介した。 石原教授は、ハワイのカウアイ島先住民の母親6人が子どもたちにハワイ語を残したいという気持ちがイマージョンスクールの立ち上げのきっかけになったことを話した。 石原教授は「言葉には土地や先祖を結び付ける役割がある。言語を失うことで土地や先祖との結び付きが断絶する」と指摘し、しまくとぅばの必要性と継承を強調した。 宜野湾市でしまくとぅばを教えているという女性は「後世に残したいと3年前から教室を開いている。このままでは、しまくとぅばが消えてしまう。ネットを通して広げて行きたい」としまくとぅばの必要性を訴えた。 |
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