少年院後に再犯4割、初の調査 3割が暴力団へ

2011/11/13 18:22 に Naofumi Nakato が投稿
東京新聞2011年11月11日
 少年院収容者の出院後の動向をたどった追跡調査で、25歳までに罰金以上の刑事処分を受けた元収容者が約4割に上ることが、11日公表された法務省の2011年版犯罪白書で分かった。

 少年院元収容者の動向は、少年による再犯の実態について集計した初の調査。白書ではこのほか「約3割が出院後に暴力団に加入」「非行や犯罪を思いとどまる最大の要因は家族」といったデータも明らかになった。

 追跡調査とは別の全体の統計でも、過失による交通事故を除く「一般刑法犯」で検挙された少年のうち再犯者が占める割合は31・5%で、記録が残る1975年以降最高だった。
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