文部科学省は15日、小学6年と中学3年を対象に希望校だけで今秋に実施する平成23年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、小6は77・6%の1万6352校、中3は73・5%の7872校が問題提供を希望したと発表した。 4月に実施予定だったが、東日本大震災の影響で延期され、対象を希望校のみとして成績集計は見送られた。 文科省によると、北海道、石川、福井、長野、和歌山、徳島、高知、福岡、佐賀、沖縄の10道県は教育委員会が独自に成績を集計するという。また、秋田、広島、山口、長崎、大分、鹿児島の6県は県自体で集計は行わないが、希望校が100%に達した。 一方で、神奈川県の公立校は22・9%、愛知県は18・9%にとどまった。私立校の希望校は全国で28・3%だった。 全国学力テストは19年度から全国の小6と中3全員を対象に、国語と算数・数学で実施。民主党に政権交代したのに伴い、昨年度は約30%の抽出方式に変更された。昨年度の実施校は、希望校を加えると、小6で72・8%、中3で75・0%だった。 関連ニュース 日教組敗北?全国学力テスト、25年度に全員参加復活へ 文科省 |
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