農作業で居場所づくり 豊見城署など

2011/11/07 18:34 に Naofumi Nakato が投稿
2011年10月30日 09時32分 沖縄タイムス

 少年の居場所づくりに向けた農業体験を実施している豊見城市与根の「友愛フレンド農園」で25、26の両日、ことし初めての野菜の植え付けがあった。豊見城署管内6中学校の生徒33人が、農作業に汗を流した。

 同署や小禄・豊見城地区少年補導員協議会、教育委員会、JAが連携した居場所づくりで、活動はことしで3年目。少年たちは植え付けから日々の水やり、収穫と販売に携わる。年明けにも収穫が始まり、来春の卒業式には「カレー会」を開くという。

 鏡原中3年の男子生徒(15)は慣れた手つきでジャガイモやニンジンの種を植え付け、「暑かった」と汗をぬぐった。作業を見守った同協議会の狩俣稔会長(65)は「教えようとすると『わかる、わかる』とすっかり一人前。水やりも上手さ」とほほ笑んだ。
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