米須の宝活用 「丸ごと生活博物館」宣言

2011/11/07 18:32 に Naofumi Nakato が投稿
2011年10月29日 10時01分 沖縄タイムス

 【糸満】糸満市米須自治会(山城茂会長)は22日、地域全体を博物館と位置付け、地域資源を活用してさまざまな事業を展開する「村丸ごと生活博物館」を宣言した。併せて住民が環境保全型の地域づくりを目指す県内初の地区環境協定をスタートさせた。

 同自治会と市が3年間連携し取り組んできた集大成で、同コミュニティーセンターで行われた式典には区内外から約100人が参加、集落の新たな出発を祝った。

 農村地域の過疎化を受け、市は2009年度から同地区で農村地域再生事業を導入。10年度は総務省、11年度はふるさと財団の支援を受けた。

 これまで「あるもの探し」として地域資源を活用したモニターツアーの実施やガイドブック作成、子ども学芸員養成、おもてなし食(特産品)開発など、「村丸ごと生活博物館」を見据えた仕組みづくりを推進してきた。

 併せて同自治会では自然・生活環境を保全し、次世代へ継承することを目的に、5月15日に環境協定の締結を決定。この日までに約92%の住民の同意を得た。今後は地域主体で、民泊の受け入れ拡大や体験学習・子どもたちの受け入れ、特産品づくり、もてなしの料理のメニュー開発などを実践していく。

 式典で山城自治会長は「米須の風土が持つ力と区民の力を引き出し、住む人にはよりよい米須を、訪れる人にはおもてなしの心で気持ちの良い米須を届ける」と生活博物館のオープンを宣言。

 区老人会の山城芳雄会長、婦人会の山城佐知子会長、青年会の宜保享さん、子ども会の久保田未来さん(12)ら代表が「できるだけゴミを出さない」「農薬や化学肥料はできるだけ減らす」など、8項目の環境協定を発表した。事業の中心となる米須世話人会の波平幸優会長は「人も自然も経済も元気、という村づくりの第一歩となる」と新たなスタートを祝した。
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