久茂地小の存続訴え 350人が集会

2011/11/13 21:56 に Naofumi Nakato が投稿
沖縄タイムス2011年11月14日 09時24分

 那覇市立久茂地小学校の統廃合案に反対する市民総決起集会(久茂地小学校を存続させる会主催)が13 日、同小グラウンドであり、児童や保護者、地域住民ら350人余りが参加した。「地域の宝、子どもと学校は地域で守ろう!」をスローガンに、集会後は同校 周辺と国際通りをパレード。「STOP統廃合」「私たちの学校をなくさないで」などと訴えた。

 集会で主催者の東恩納寛治代表が「久茂地小は創立100年。地域の財産をつぶすことはさせない」と訴えた。同小創立100周年期生会の屋良秀夫会長は「来年1月には記念事業をするが、終わったらすぐに110周年事業を進めていく方針だ」と存続を求めた。

 パレードでは児童や保護者がオレンジのTシャツでそろえ、国際通りでアピールした。参加した同小5年 の川満創琉(つくる)さんは「小学校がなくなると聞いてショックだった。止めるためにクラス全員で参加した」。同じく5年の泉心菜(ここな)さんは「お母 さんも久茂地小出身。偉い人たちに、学校はなくさないでほしいと訴えたい」と話し、統廃合反対を呼び掛けるチラシを沿道の人たちに配布した。

 安里隆君=同小1年=と参加した母親の三紀子さん(39)は「息子が入学して、まだ1年。財政も厳しいとは思うが、行政は地域の声をくみ取ってほしい」と訴えた。

久茂地小の統廃合反対を訴えて350人余りの関係者らが参加したパレード=13日、那覇市松尾の国際通り
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